iPhone、Apple Watch、AirPods、MacBookなどデバイスをいくつも扱う場合は、最低でも2台は同時充電できるようにしておくことがおすすめです。と言っても、充電器をいくつもコンセントに挿したり持ち歩くのは嫌だろうし、2ポートで小さい充電器があるので紹介します。
紹介するのは、CIO NovaPort DUO 30Wの新モデル版CIO NovaPort DUO 35W。
新モデル版となっていますが、旧モデルは単ポートの最大出力が30WでMacBookの充電は可能ですがちょっと弱い。
今回紹介する新モデル版は単ポート使用時の最大出力を35WにアップすることでMacBookの急速充電も可能。しかも、旧モデルと製品サイズが変わらずパワーアップ版となっています。
本記事ではCIO NovaPort DUO 35Wをレビューしていますので、MacBookまで充電できるパワーのある超コンパクトな充電器を探している方や、充電器を選ぶ基準がなるべくコストを抑えて2ポートは欲しい方の参考になると幸いです。
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CIO NovaPort DUO 35W:特徴
この充電器の最大の特徴は、2台同時充電した時にどのポートに挿してもデバイスに適した電力を自動で振り分けてくれる「Nova Intelligence」というCIOの独自制御技術を搭載しているところ。
一般的な複数ポート充電器だと各ポートの出力が決まっていて、充電する時に挿すポートの出力を確認する必要がありましたが、Nova Intelligence搭載の本機はどのポートに挿してもオッケーなのです。
CIO NovaPort DUO 35W:スペック&デザイン
CIO NovaPort DUO 35Wのスペックとデザインを見ていきましょう。
CIO NovaPort DUO 35W | |
サイズ | 約46 × 36 × 29mm |
重さ | 約78g |
出力ポート | USB-C × 2 |
出力(1ポート使用時) | 最大35W |
出力(2ポート使用時) | 合計40W(各ポート最大20W) |
USB PD対応 | ◯ |
PPS対応 | ◯ |
出力ポートはUSB-C × 2でUSB PDとPPSに対応しています。
単ポート使用時の出力は最大35W、2ポート使用時の出力は各ポートの最大が20Wで合計40Wとなります。
新モデル版のパッケージはMax Output 35W、Total Output 40Wになっています。
中には取扱説明書やアンケートなどが同梱されています。CIOはマクアケで数々のプロジェクトを実施している注目の日本企業です。
製品のデザインはシボ加工を施した表面にCIOロゴでとてもシンプル。傷や汚れがつきにくく、滑りにくいCIOの製品は結構気に入っています。
大きさは約46 × 36 × 29mmで2ポートでありながらこれは小さい!!
重さはカタログ値だと約78gとなっていますが、実際の計測では約71gでした。
本製品の2ポートはともにUSB-Cです。CIOのデザインで私が特に気に入っているのが、このポート内がパープルで配色されているところ。ブラックとパープルの組み合わせはかっこいいですね。
コンパクトなサイズでありながらもプラグは折りたたみ式です。プラグはカチッといい音がするしっかりした作りで、カバンやポーチに入れておいて勝手に飛び出ていることもないでしょう。
最近の充電器は小型でもプラグの折りたたみ式は当たり前になってきています。
もちろんPSEマークも印字されていて安心して使えます。
CIO NovaPort DUO 35W:充電してみました
iPhone14 ProとApple Watch 8を同時充電してみましたが、充電にかかった時間は以下の通りです。
バッテリー残量 | 充電時間 | |
iPhone14 Pro | Apple Watch 8 | |
7% | 16% | 0分 |
34% | 53% | 15分 |
59% | 80% | 30分 |
76% | 92% | 45分 |
100% | 57分 | |
87% | 60分 | |
96% | 90分 | |
100% | 114分 |
iPhone14 Proのバッテリー残量は7%から、Apple Watch 8のバッテリー残量は16%から充電を開始して共に30分で50%以上充電(高速充電)されました。
100%に到達するまではApple Watch 8は57分、iPhone14 Proは114分という結果でした。十分早いでしょう。
Google Pixel 7aとGoogle Watch 2も同時充電してみました。
バッテリー残量 | 充電時間 | |
Google Pixel 7a | Google Watch 2 | |
15% | 11% | 0分 |
35% | 44% | 15分 |
52% | 75% | 30分 |
67% | 96% | 45分 |
100% | 56分 | |
81% | 60分 | |
95% | 90分 | |
100% | 101分 |
Google Pixel 7aのバッテリー残量が15%、Google Watch 2のバッテリー残量が11%から充電を開始して、それぞれが100%に到達するまでの充電時間は101分と56分でした。
M2 MacBook Airを一台で充電した場合の出力と充電にかかる時間は下記のような結果。
バッテリー残量 | 充電時間 |
14% | 0分 |
42% | 30分 |
68% | 60分 |
87% | 90分 |
93% | 120分 |
100% | 156分 |
出力は約31Wで、バッテリー残量14%から充電を開始して100%になるのまでに156分でした。MacBookの使い方にもよりますが、60分充電するだけでも十分なバッテリー残量が確保できるでしょう。
M1 MacBook Proも充電してみましたが出力は約31Wを計測。バッテリー残量21%から充電すると2時間50分でフル充電になるようです。
MacBook AirもMacBook Proもフル充電には時間がかかりますが、十分充電できると言えるでしょう。
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CIO NovaPort DUO 35W:まとめ
CIO NovaPort DUO 35Wは、MacBookなどのノートPCまで充電できる小型急速充電器です。
2ポート搭載でありながら小さくて軽いので持ち出しにおすすめです。
45W、65Wタイプもありますが、35Wでも充電性能は十分で価格を抑えたい方には特におすすめです。