Ankerからまた小さい充電器が出ました!
最大30W出力のUSB-Cポートを搭載したUSB PD とPPS対応の超小型充電器で、もうこれ以上小型化はできないだろうってくらい小さいです。
その名は「Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)」。
iPhoneの充電だけなら20W出力の急速充電器があれば十分ですが、Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)はiPad ProやMacBook Airの充電にも対応した優れもの。
どうせ充電器買うならコンパクトで出力の高いやつがいいですよね。
本記事では、Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)のレビューをしていますので、スマホの充電器をどれにしようか悩んでいる方やコンパクトな充電器を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
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Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W):レビュー
外観と仕様
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)は前モデル「Anker Nano Ⅱ 30W」から30%以上、MacBook Airに付属している30W充電器より約70%小型化したAnker Nano Ⅱ シリーズ最小モデルとなっています。
GaN Ⅱ シリーズから採用のしっかりしたパッケージで、中身が入っているか心配になるくらい軽いです。
裏面は本製品の特徴と仕様がわかりやすく記載されています。
こんなに小さな充電器もしっかり梱包されているあたりが、Ankerの丁寧さを感じます。
ユーザーマニュアルと製品保証が同梱されています。充電用ケーブルは付属していませんので、別途購入が必要になりますのでご注意ください。
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)は急速充電に対応していますが、その性能を発揮するには急速充電対応のケーブルが必要になります。
製品名 | Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W) |
サイズ | 約28 × 27 × 32mm(プラグ部分を含まない) |
重さ | 約34g |
出力ポート | USB Type-C × 1 |
USB PD出力 | 5V=3A / 9V=3A / 15V=2A / 20V=1.5A (最大30W) |
PPS出力 | 3.3-11V=3A / 3.3-16V=2A (最大30W) |
最大出力 | 30W |
プラグ収納 | × |
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)の仕様は上記のようになっていて、最大出力30Wの1ポートタイプとなっています。
iPhoneやスマホの一般的な5w出力の充電器に比べて最大3倍速く充電が可能で、iPhone 14シリーズも爆速で充電することができます。
また、一部ではありますがSamsungのGalaxy S21シリーズ・S22シリーズなどPPS対応のスマホへの急速充電も可能ですよ。
PPSとは
“Programmable Power Supply”の略。機器に合った最適な給電が可能で効率よく電気を送り、ロスを抑えます。さらに機器の発熱を抑えることでバッテリーにもやさしい。
デザインは Nano Ⅱ シリーズから採用された、グレーをベースにメタリック調シルバーを配色した高級感のあるツートンカラーでいい感じ。
さらっとしたマットな質感で指紋や汚れがつきにくい素材で作られていて、側面には「Nano Ⅱ 30W」と印字してあり、充電器をたくさん持っている人にはわかりやすくていいですね。
サイズは約28 × 27 × 32mmの3cm角で重さ約34gとなっており、iPhoneに付属していた5W出力の充電器とAnker PowerPort Ⅲ Nano 20Wとほぼ同じサイズでありながら、最大30Wは素晴らしい!
ただ残念なのが、プラグが折りたためず、むき出しになっていることです。カバンやポーチにそのまま入れて、他のものに傷がつかないか気になるところです。
プラグの面には各種認証マークがプリントされています。PSEマークも付いていて安全性の高い商品です。
PSEとは
”Product Safety Electrical appliance and materials”の略であり、電気用品安全法の基準に適合する電化製品に付けられるマークです。
Anker独自技術「Anker GaN Ⅱ」を採用
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)は約2年の研究開発を経て進化した第2世代のGaN(窒化ガリウム)搭載のUSB充電器です。
GaN(窒化ガリウム)自体はAnkerの従来の充電器はもちろん、他のメーカーから発売されている充電器にも多く採用されていますので、それほど珍しいものではなくなってきています。
そこで電源ICと回路設計に革新を起こしGaNの持つ素材の力をさらに引き出したのがAnker独自技術「Anker GaN Ⅱ」で、安全を確保しながら小型化を成功させた技術です。
この技術でスイッチング周波を高めて電子部品を省サイズ化し、高周波化のデメリットである充電時の発熱とEMI(ノイズ)を抑えられるようになっいます。
充電器が熱くなると心配ですが、それを抑えてくれるのは安心感がありますね。それを小型化しながらやってしまうのだから、技術の進化はすごいですね。
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)の充電性能
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)は最大30Wの出力で充電できるUSB PDとPPSに対応した急速充電器で、iPhone14 ProとiPad Pro 11インチを充電してみました。
最大30W出力なのでiPhone14 Proも急速充電が可能で、30分で50%の高速充電ができます。
iPad Pro 11インチを充電してみたところ約27Wの出力で十分充電されますが、最大速度での充電とは言い難く、iPad Proの充電で速さを求めるなら45Wあった方がいいかもしれません。
iPad Proを充電するならAnker Nano Ⅱ シリーズで45Wタイプがおすすめですので、チェックしてみてください。
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Anker 711 Charegr (Nano Ⅱ 30W)レビュー:まとめ
Anker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)は見た目がオシャレでUSB PDとPPSに対応し、急速充電ができる超小型充電器です。
スマホやタブレット、MacBook Airなどの一部のノートPCまで幅広く充電できますが、スマホとタブレット向きの充電器かなという印象で、ノートPCを充電するにはもう少しパワーが欲しいところです。
プラグは折りたためない仕様ですが、500円玉ほどの大きさなので持ち運びしやすいのは間違い無いです。
超小型で高出力のUSB充電器をお探しの方は、ぜひAnker 711 Charger (Nano Ⅱ 30W)をチェックしてみてください。