Ankerからエコフレンドリー素材を採用した「Anker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニング ケーブル」および「Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブル」が発売されました。
従来の製品ではケーブルの内部を覆う部分は石油を原料とした一般的なプラスチック素材のみ使用していましたが、本製品はそのうちの40%をトウモロコシやサトウキビなどの植物由来のエコフレンドリー素材を使用した、SDGsの取り組みの一環として開発された製品です。
そんな環境に配慮した充電ケーブルですが、充電性能も気になりますよね。今回Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)と一緒に購入してみましたのでレビューしました。
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Anker エコフレンドリー:レビュー
外観と仕様
Anker エコフレンドリーは、iPhoneに使えるAnker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニング ケーブルとiPadとMacBookに使えるAnker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブルの2種類で、私はiPhone、iPad、MacBookをすべてスペースグレイで統一していますので、一緒に購入したAnker 511 Charger (Nano 3, 30W)のブラックと合わせて2種類ともブラックを購入しました。
パッケージはとてもコンパクトでシンプルなデザイン。Anker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニング ケーブルの方にはMFi認証のマークもついています。
MFi認証とは?
"Made For iPhone/iPad/iPod"を意味します。Apple社が、サードパーティ製アクセサリとiPhone/iPad/iPodとの互換性を保証することを示します。
iPhone/iPad/iPod向けのアクセサリを製造・販売するメーカーはApple社とライセンス契約を結ぶ必要があります。
ケーブルはパキッとした硬い質感で、見た目は普通の充電ケーブルといった感じです。パッケージの中に輪っか状に入っていましたが、この形に形状記憶されていると言ってもいいくらいにまとまっています。
コンセントから充電するデバイスの距離が近いとクルクルしていて、まるでケーブルが巻き戻ろうとしているかのようです。寄せただけでほとんど輪っか状に巻き戻っていきます。それくらい硬めのケーブルで巻き癖も強めです。
なので、使い終わって片付ける時はすごくラクですね。
充電ケーブルはクルクルと巻いてバンドなどで留めたりしますよね?この充電ケーブルは輪っか状に巻かなくても寄せるだけでまとまってしまうので、巻くのが面倒だと思う人にはおすすめです。
一般的な充電ケーブルと比べてみても広がりにくく、付属のケーブルバンドで留めなくても特に散らからないので、カバンやポーチの中に雑に入っていても問題ありません。
個人的には、Anker エコフレンドリーはAnker PowerLine Ⅲ Flowとはまた違った絡まりにくさがあるなと感じました。
製品名 | Anker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニング ケーブル | Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブル |
長さ | 0.9m 1.8m |
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出力 | 最大30W(PD対応) | 最大100W(PD対応) |
データ転送速度 | 480Mbps | |
映像出力 | - | |
色 |
ブラック |
ブラック |
仕様は上記の通りで、541(USB-C & ライトニング ケーブル)は最大30W出力、543(USB-C & USB-C ケーブル)は最大100W出力の急速充電に対応しています。データ転送速度は480Mbpsと速くはなく、映像出力は対応していません。
カラーはブラック、ホワイト、ブルー、グリーンが2種類共通で、541(USB-C & ライトニング ケーブル)のみパープルが追加されています。
Anker初のエコフレンドリー素材採用と耐久性
AnkerはSDGsの取り組みの一環としてエコフレンドリー素材を採用しました。ケーブルの外装に使用していた石油を原料とした一般的なプラスチック素材を60%まで削減し、残り40%をトウモロコシやサトウキビなどの植物から作られたバイオマス素材を使用して環境に配慮しています。
また、製品本体だけでなくパッケージもプラスチックを削減し、紙箱で販売していますのでパッケージから本体までエコでできています。
気になる耐久性ですが、エコ素材を採用したから弱くなるわけではなく、約20,000回の折り曲げにも耐える耐久性を実現していて、ケーブル内のワイヤーを断線からしっかり守ってくれます。
性能
ここで、541(USB-C & ライトニング ケーブル)と543(USB-C & USB-C ケーブル)を実際に充電して出力の確認をしてみます。
まず、Anker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニング ケーブルとAnker 511 Charger (Nano 3, 30W)の組み合わせでiPhone 14 Proを充電してみました。
iPhone 14 Proを約20Wで急速充電してくれて、Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)の性能をしっかり引き出してくれています。
次に、Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブルとAnker Nano Ⅱ 45Wの組み合わせでiPad Pro 11インチ(第2世代)を充電してみました。
iPad Pro 11インチの充電は最大30Wなので近い出力で充電していました。543(USB-C & USB-C ケーブル)の方も充電器の性能を引き出していました。
Anker エコフレンドリー:まとめ
本記事ではAnker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニング ケーブルとAnker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブルをレビューしました。
急速充電に対応したシンプルな充電ケーブルですが、個人的にはアリな製品です。
柔らかく巻き癖のつきにくいAnker PowerLine Ⅲ Flowに慣れてしまっていたので、硬い素材であることに少し抵抗がありましたが、逆に硬い素材で巻き癖のついた状態が充電中にケーブルが広がってしまうのを抑え、収納もラクにしています。
また、SDGsの取り組みの一環として開発された環境に優しい製品です。
急速充電対応の充電ケーブルを探している方、購入を考えている方の参考になれば幸いです。