どうも、taoharuです!
今回は、「Mcdodo GaN5 mini 65W 急速充電器」を紹介します。
この充電器はUSB-C × 2、USB-A × 1の3ポート搭載の65W急速充電器です。USB-C対応が多くなってきている中、「USB-Aはまだ必要?」と思うかもしれませんが、ワイヤレスイヤホンなどまだまだ使う機会はあるので、なんだかんだあると便利です。スマホとワイヤレスイヤホンを一緒に充電する機会も多いのではないでしょうか。
3ポートあればスマホ、タブレット、ノートPCなど同時充電が可能ですが、65Wという出力は単ポートであれば、M2 MacBook Airも高速充電(約30分で50%充電)できちゃいます。3ポート同時に使うと充電器の台数が減るメリットがありますが、それぞれのデバイスに対しての出力が下がってしまうデメリットもありますので、バッテリー状況に合わせて単ポート使用、2ポート使用といった使い方もいいかもしれません。
この充電器はMacBook AirなどのノートPCの充電にも対応していますが、ノートPCはないけどタブレットは持っているという人にもオススメする充電器です。
本記事ではMcdodo GaN5 mini 65W 急速充電器をレビューしています。この記事を読んで本製品の購入を検討している人、充電器選びで迷っている人の参考になれば幸いです。
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Mcdodo GaN5 mini 65W 急速充電器:レビュー
McdodoはAmazonでも多くの商品を販売している中国メーカーです。
パッケージは他のメーカーよりインパクトのあるオレンジを採用。この色だけでMcdodoとわかりそうですね。
外観
本体はサラッとした素材で黒のシックなデザインかと思えば、ポート内はオレンジを配色していておしゃれ。私は黒が好きですが、さりげなく明るい色を取り入れるこのデザインが気に入りました。
大きさは手のひらに余裕で乗ってしまうほどの大きさで、サイズ約32 × 37 × 37.1mm(プラグ部分を含まない)で重さ約98gというコンパクトさ。
プラグは収納できて安全ですし、持ち運びの時に他のものを傷つける心配は要りません。プラグを出すのもスムーズにでき、閉じる時はカチッといい音がするくらいなので、カバンの中でプラグがいつの間にか出ているなんてこともなさそうです。
本製品に限らず表示はメチャクチャ小さいですが、PSEマークも表示されていて電気用品安全法の基準も満たしていますので安心ですね。
仕様
Mcdodo GaN5 mini 65WはPD3.0、PPS(USB-C1 & C2)、QC4.0+、QC3.0+、SCP、FCP、AFC、PEなどの主な急速充電プロトコルと高い互換性を持っています。
製品仕様は以下の通り。
製品名 | Mcdodo GaN5 mini 65W | ||
型番 | CH-1530 | ||
サイズ | 約32 × 37 × 37.1mm(プラグ部分を含まない) | ||
重さ | 約98g | ||
ポート | USB-C × 2 , USB-A × 1 | ||
入力 | 100V - 240V〜50/60Hz1.5A | ||
出力 | USB-C1 | 5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 3.35A (67W max) | 合計63W max |
USB-C2 | 5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 3.35A (67W max) | ||
USB-A | 4.5V = 5A / 5V = 4.5A / 9V = 2A / 12V = 2.5A (22.5W max) |
各ポートの出力を単ポート使用時と複数ポート使用時と分けて画像で説明します。
Mcdodo GaN5 mini 65W 急速充電器:充電性能チェック
気になる充電性能ですが、いくつかのデバイスを使って充電してみます。
使用したデバイス
- iPhone14 Pro
- iPad Pro 11インチ(第2世代)
- M2 MacBook Air
- Anker Soundcore Life Note 3S
充電ケーブルはMcdodoのデジタル表示で出力を確認できる充電ケーブルを使用しました。
iPhone14 Proを充電
さすがに65Wあれば最大20W出力で充電できるiPhone14 Proは高速充電できるはず。ですが、一応確認します。
出力を確認したところ、PD(Power Delivery)表示も点灯して20Wを計測し、しっかり充電されました。
バッテリー残量2%から充電を開始して100%になるまでの充電時間は以下の通り。
iPhone14 Proを充電 | |
バッテリー残量 | 充電時間 |
2% | 0分 |
33% | 15分 |
60% | 30分 |
86% | 60分 |
94% | 75分 |
100% | 99分 |
30分で2%から60%へと58%もバッテリー残量を増やすことができました。高速充電は余裕です。
30分で58%UPもすごいですが、15分で31%UPというのがまたすごい。朝起きてバッテリーが切れていても、家を出る準備をしている間に充電しておけば余裕です。
バッテリー残量が100%に到達するのに99分でしたが、75分の充電で94%までいきましたので、この辺で充電を終えても十分です。
M2 MacBook Airを充電
M2 MacBook Airはいくらバッテリー持ちが良くとも、一日中使い倒す人にとっては充電しておきたいタイミングもあるはず。
M2 MacBook Airのみで充電してみたところ、PD(Power Delivery)表示も点灯して出力64Wとほぼ最大値を確認しました。
そして、バッテリー残量11%から充電を開始して100%になるまでにかかった時間は以下の通り。
M2 MacBook Airを充電 | |
バッテリー残量 | 充電時間 |
11% | 0分 |
61% | 30分 |
88% | 60分 |
100% | 81分 |
充電開始から30分で11%から61%と50%UPしたので、M2 MacBook Airには高速充電(約30分で50%充電)できていることがわかりました。
ちなみにM2 MacBook Airはこの時67Wで認識していました。仕様でも確認できますがUSB-C1とUSB-C2は単ポート使用時の最大出力は67Wとなります。
100%に到達した時間は81分後。
この81分というのはですね、、、もう爆速!!ですね。。。
iPad Pro 11インチ(第2世代)を充電
MacBook AirなどのノートPCは持っていないけど、iPadなどのタブレットは持っている方は参考にしてください。
29Wで充電されていましたが、iPad Pro 11インチは最大30Wで充電できるのでほぼ最大値で充電。PD(Power Delivery)ランプも点灯しましたので急速充電も確認できました。
バッテリー残量4%から充電を開始して100%になるまでにかかった時間は以下の通り。
iPad Pro 11インチ(第2世代)を充電 | |
バッテリー残量 | 充電時間 |
4% | 0分 |
38% | 30分 |
68% | 60分 |
89% | 90分 |
100% | 126分 |
充電開始から30分では34%UPしましたが、高速充電(約30分で50%充電)とはなりません。大体の目安ですが、1分で1%ほど充電されていました。バッテリー残量が90%を越えてくると超低出力で充電されるので、100%に到達するのは2時間6分後。
1時間30分〜1時間40分充電すればバッテリー残量は90%以上になりますので、無理に100%まで充電する必要もないかなと思います。
2ポート使用の場合
2ポート使って充電する場合の出力も何パターンか見てみます。
iPad Pro 11インチ + iPhone14 Pro
USB-C1にiPad Pro 11インチ、USB-C2にiPhone14 Proを繋いだ場合は、
- iPad Pro 11インチ・・・28W(急速充電)
- iPhone14 Pro・・・18W(高速充電)
iPad Pro 11インチ(第2世代)は最大30Wで充電できるので、PD表示も点灯して27W〜30Wあたりで充電されていました。iPad Pro 11インチ(第2世代)もiPhone14 Proも共にほぼ最大値で充電されていましたので、この組み合わせだと両デバイス共に最速の充電が可能です。
M2 MacBook Air + iPhone14 Pro
USB-C1にM2 MacBook Air、USB-C2にiPhone14 Proを繋いだ場合は、
- M2 MacBook Air・・・45W(急速充電)
- iPhone14 Pro・・・18W(高速充電)
M2 MacBook Airはさすがに高速充電とまではいきませんが45Wで急速充電されていて十分な出力。それと同時に充電しているiPhone14 Proが高速充電できているので、ノートPCとスマホをセットで使う人にとては最高のパフォーマンス。
iPhone14 Pro + Soundcore Life Note 3S
USB-C1にiPhone14 Pro、USB-AにAnker Soundcore Life Note 3Sを繋いだ場合は、
- iPhone14 Pro・・・19W(高速充電)
- Anker Soundcore Life Note 3S・・・2.1W(通常充電)
iPhone14 Proは19Wとほぼ最大出力で高速充電され、ワイヤレスイヤホンも最大5Wで充電されるので十分な速度で充電されます。
ちなみにiPhone14 ProをUSB-C2に繋いだ場合は、
- iPhone14 Pro・・・8W(通常充電)
- Soundcore Life Note 3S・・・2.3W(通常充電)
になって、iPhone14 Proへの出力は下がりますので、USB-C1に繋いで充電する方がいいでしょう。
3ポート使用の場合
3ポート同時使用の場合はUSB-C1にM2 MacBook Air、USB-C2にiPhone14 Pro、USB-AにSundcore Life Note 3Sを繋いで、結果は、
- M2 MacBook Air・・・45W(急速充電)
- iPhone14 Pro・・・10W(通常充電)
- Soundcore Life Note 3S・・・2.1W(通常充電)
となりましたが、この組み合わせだとiPhone14 Proは通常充電となるものの、M2 MacBook Airが45Wで急速充電されるのであれば充電性能としては素晴らしいと思います。
Mcdodo GaN5 mini 65W 急速充電器:まとめ
今回はMcdodo GaN5 mini 65Wを紹介しました。本製品は急速充電に対応したポートを3つ搭載しているのでコンセント周りがスッキリしたり、小型・軽量なのでノートPCやタブレットを持ち出した時のお供としても最適。100〜240Vに対応しているので海外旅行にも持って行けます。
他のメーカーでも3ポートの65W出力充電器はありますが、それらと比べても同等の性能でデザインもおしゃれ。3ポート同時使用でも充電性能は素晴らしいですが、M2 MacBooK Air + iPhone14 Pro、iPad Pro 11インチ + iPhone14 Pro、iPhone14 Pro + ワイヤレスイヤホンといった2ポート同時使用で運用するのもおすすめです。
もし3ポート搭載した65W急速充電器でどれがいいのか迷ったら、コスパ高めのMcdodo GaN5 mini 65Wをおすすめします。