スマホのバッテリー持ちはどんどん良くなっていますが、出かける時にはスマホ、財布、モバイルバッテリーの3点セットというレベルでモバイルバッテリーの携帯をおすすめします。
モバイルバッテリーは出先でスマホやノートPCなどのバッテリーが不足してきた時に役立つアイテム。
- 出張に行く時
- 外回りが多い時
- 授業を受けてそのまま遊びに行く時
- USJでいっぱい写真撮る時
などなど、バッテリー切れになりそうなシチュエーションは様々です。
ただ、持ち歩くのだからコンパクトで性能の良いやつがいいって思うのは当たり前。モバイルバッテリーと言っても色々あり過ぎてどれを買ったらいいか迷いますよね。
そこで、おすすめしたいのが
- 最大出力30Wの急速充電でMacBook Airも充電できる
- USB-Aポートでワイヤレスイヤホンも充電可能
- 10,000mAhの大容量でありながらパンツのポケットに入るコンパクトサイズ
- パススルー機能搭載
- バッテリー残量がデジタル表示でわかりやすい
- デザインがかっこいい
といった特徴を持った「CIO SMARTCOBY Pro 30W」です。
外出先でもスマホやノートPCなどをガンガン使う人にはモバイルバッテリーは必須アイテム。
持ち出して使うモバイルバッテリー選びは大きさがポイントになってきますが、CIO SMARTCOBY Pro 30Wはポケットサイズで超コンパクト。
しかも、急速充電(PD)対応でスマホからノートPCまで充電できる汎用性の高いモバイルバッテリーです。これがあれば様々なデバイスに対応していて、コンパクトなので持ち歩きやすいです。
この記事では、そんな持ち歩きに適した汎用性の高いモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro 30W」をレビューしていますので、モバイルバッテリー選びの参考にしていただけると幸いです。
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CIO SMARTCOBY Pro 30W:レビュー
CIO SMARTCOBY Pro 30Wは最大出力30Wの急速充電(PD)対応のモバイルバッテリーです。
このモバイルバッテリーのすごいところはバッテリー容量10,000mAhクラスで最大出力30Wなところ。他のモバイルバッテリーを見てみても10W〜20Wほどのものが多く、それと比べるとパワーがあります。
「最大出力20Wあれば十分じゃない?」と思うかもしれませんが、スマホの充電ならそれで十分です。本製品はクレジットカードほどのサイズでありながら最大出力30WでMacBook Airも急速充電できてしまうのです。
製品仕様
CIO SMARTCOBY Pro 30Wのスペックは以下の通りです。
製品名 | CIO SMARTCOBY Pro 30W |
入力(USB-C) | 5V = 3A / 9V = 2.22A / 12V = 1.5A (PD3.0) |
出力(USB-C) | 5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 2.5A (PD3.0) 3.3-6V = 3A / 3.3-11V = 2.7A (PPS / QC4.0+) |
出力(USB-A) | 4.5-5V = 5A / 9V = 3A / 12V = 2.5A (QC3.0 / SCP / S-VOOC) |
サイズ | 約77 × 56 × 26mm |
重さ | 約183g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
カラー | ブラック、ホワイト |
CIO SMARTCOBY Pro 30WはPD(Power Delivery)3.0、QC(Quick Charge)4.0+と急速充電に対応したモバイルバッテリーです。一部のスマホですが、PPSにも対応しています。
最大30W出力の急速充電対応でありながらバッテリー容量10,000mAhであるだけでもモバイルバッテリーとしては優秀なのですが、さらにすごいのがパススルー機能があること。CIO SMARTCOBY Pro 30Wはポケットにスッと入るコンパクトさで多機能なモバイルバッテリーです。
製品外観
パッケージは表も裏も製品情報が分かりやすいようにデザインされています。
USB-C to USB-Cケーブルも1本ついてきますが、USB-Aケーブルを使う場合は別途用意が必要です。CIO(同メーカー)で選ぶ場合、USB-A to ライトニングケーブルならCIO-SL30000-AL、USB-A to USB-CならCIO-SL30000-AC1が柔らかく絡みにくいシリコンタイプでおすすめです。
本体はサラッとしたマットな質感でロゴがプリントされたシンプルなデザイン。縦と横の長さはクレジットカードほどで、重さは約183gでスマホと同じくらいの重さです。
バッテリー残量はボタンを押してデジタル表示されるのでわかりやすいのがサイコーです。
ポートはUSB-Cと反対側にUSB-Aの2ポート搭載です。USB-C対応が多くなってきていますが、USB-Aもワイヤレスイヤホンの充電など、まだまだ使う機会があるのでありがたいです。
ちなみにAnker Soundcore Life Note 3Sのケーブルは画像のようなUSB-A to USB-Cケーブルです。
PSEマークもしっかり表示されていますし、安全に使えます。
CIO SMARTCOBY Pro 30W:充電性能
CIO SMARTCOBY Pro 30Wはスマホやタブレット、ノートPCまで幅広く対応しているモバイルバッテリーです。
本製品はパススルーにも対応していますが、使用機会の多いモバイルバッテリーとしての充電性能を確認してみます。
iPhone14 Pro
一番充電されるであろうスマホの充電をiPhone14 Proを使って検証してみました。付属のケーブルはUSB-C & USB-CなのでiPhoneを充電する場合はライトニングケーブルを用意する必要があります。私は最近、Anker 541 エコフレンドリー USB-C & ライトニングケーブルをよく使っています。
iPhone14 Proは最大20Wで充電できるので、計測時の出力は丁度20Wで仕様通りでした。
どれくらいの時間で何%充電されるのかを見てみましょう。
iPhone14 Proのバッテリー残量3%から充電を開始して、30分で60%に到達しました。こんなにコンパクトなモバイルバッテリーでもiPhone14 Proの高速充電(30分で約50%充電)に対応していることがわかりました。
iPhone14 Pro | CIO SMARTCOBY Pro 30W | |
充電時間 | バッテリー残量 | バッテリー残量 |
0分 | 3% | 100% |
15分 | 32% | 84% |
30分 | 60% | 72% |
60分 | 86% | 59% |
1時間30分 | 97% | 54% |
1時間46分 | 100% | 53% |
1時間ほど充電すればバッテリー残量は十分確保できますが、100%に到達するまでの時間は1時間46分でした。この時のCIO SMARTCOBY Pro 30Wのバッテリー残量は53%だったので、iPhone14 Proで2回充電できることがわかりました。
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iPad Pro 11インチ
続いてiPad Pro 11インチ(第2世代)です。
出力は約28Wで、iPad Pro 11インチは最大30Wで充電できるのでほぼ最大値で充電されていました。急速充電表示(緑のランプ)も点灯しています。
そして充電性能ですが、iPad Pro 11インチのバッテリー残量7%から充電を開始して、30分で40%に到達しました。思っていたより多く充電された印象ですが、SMARTCOBY Proのバッテリー残量は、この時点で62%まで減少。
iPad Pro 11インチ(第2世代) | CIO SMARTCOBY Pro 30W | |
充電時間 | バッテリー残量 | バッテリー残量 |
0分 | 7% | 100% |
30分 | 40% | 62% |
60分 | 71% | 25% |
1時間18分 | 84% | 0% |
1時間18分でSMARTCOBY Proのバッテリー残量が0%になってしまいましたが、この時点でのiPad Pro 11インチのバッテリー残量は84%でした。出先でこれだけ充電できる性能があれば十分でしょう。
iPad Pro 11インチは丁度良い大きさで使い勝手が良く、外でも使用頻度高めな私にとっては、この充電性能であればペア確定です。
M2 MacBook Air
そして、M2 MacBook Airも検証してみました。
出力は約29Wでほぼ最大出力で充電されていました。緑色の急速充電表示も点灯しています。
M2 MacBook Airをバッテリー残量1%の時点から充電してみましたが、30分の充電で25%まで回復し、56分で47%まで到達したところでSMARTCOBY Proのバッテリーが切れてしまいました。
M2 MacBook Air | CIO SMARTCOBY Pro 30W | |
充電時間 | バッテリー残量 | バッテリー残量 |
0分 | 1% | 100% |
15分 | 13% | 76% |
30分 | 25% | 54% |
45分 | 38% | 29% |
56分 | 47% | 0% |
結果としてはM2 MacBook Airの充電は約0.5回分と言ったところでしょうか。MacBook Airはバッテリーの持ちがいいので出先で40%〜50%充電できれば十分でしょう。
私の基本的な使い方としてはSMARTCOBY ProのバッテリーをMacBook Airに全振りせずに、作業中にバッテリー残量が怪しくなってきた時にちょっと補充する程度。iPhoneのバッテリー残量次第ではMacBook Airを優先して多めに使います。
USB-Aの出力確認
USB-A単ポート使用時の出力をiPhone14 Proで確認してみました。
iPhone14 Proは約11Wで充電されていました。USB-Aの最大出力は30Wですが、USB-A to ライトニングケーブルは12Wまでしか送電できませんので、この影響によるものです。
2台同時充電
2台同時充電の場合は合計最大18Wで振り分けられます。
スマホとワイヤレスイヤホンの同時充電は結構ある組み合わせだと思いますので、iPhone14 ProとAnker Soundcore Life Note 3Sで試してみました。
iPhone14 Proは13WでLife Note 3Sは2.2Wでした。Life Note 3Sの入力は5V = 0.7Aの3.5Wなので十分充電できています。
一応、iPhone14 ProとM2 MacBook Airの同時充電もやってみました。
合計18Wになるように振り分けられましたが、さすがにM2 MacBook Airを5Wで充電するのは無理があります。。。
なので2台同時に充電するならスマホとワイヤレスイヤホンの組み合わせが2台ともしっかり充電できる組み合わせかと思います。
パススルー充電
iPad Pro 11インチ(第2世代)を使ってパススルー充電を試してみました。
iPad Pro 11インチは4.9Wで充電されました。おそらく5Wが最大値かと思いますので、パススルー充電の場合はワイヤレスイヤホンの充電がいいかもしれません。
CIO SMARTCOBY Pro 30W:バッテリーの補充
モバイルバッテリーも当然バッテリーが無くなれば充電しなければなりませんので、付属のケーブルを使ってどれくらいの時間でフル充電になるか確認してみました。
SMARTCOBY Proを充電する時、入力はUSB-Cになります。仕様通り約20Wで入力されました。
充電時間はバッテリー残量0%から充電を開始して60分で53%充電。
CIO SMARTCOBY Pro 30W | |
充電時間 | バッテリー残量 |
0分 | 0% |
30分 | 27% |
60分 | 53% |
1時間30分 | 77% |
2時間7分 | 100% |
100%到達には2時間7分かかりました。
CIO SMARTCOBY Pro 30W:まとめ
CIO SMARTCOBY Pro 30Wのポイントをおさらいします。
- 最大出力30Wの急速充電でMacBook Airも充電できる
- USB-Aポートでワイヤレスイヤホンも充電可能
- 10,000mAhの大容量でありながらパンツのポケットに入るコンパクトサイズ
- パススルー機能搭載
- バッテリー残量がデジタル表示でわかりやすい
- デザインがかっこいい
スマホやタブレット、ノートPCを出先で使うとそれぞれのバッテリー残量の管理は必要になってきます。家で使うときは直ぐに充電できますが、出先での場合は肝心な時にバッテリー切れになると困りますよね。
CIO SMARTCOBY ProはノートPCまで充電できる小型モバイルバッテリーなので、持っていて間違いないでしょう。